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乳がんについて

乳腺専門外来

昨今、乳腺のしこり、痛み、乳頭分泌などの様々な乳腺の悩みを相談できる乳腺専門の診察を希望される方が増えてきました。
しかし乳房はどこに受診したらよいか判らず、「乳腺専門外来がどこにあるかわからなかった」という声を来院の患者さんよりたくさん伺いました。
近年ようやく、厚労省より「乳腺外科」の表示が可能となりました。

当院は日本乳癌学会乳腺専門医による、乳腺専門の外来診察を行っております。

乳がんは私に限って大丈夫?!

あなたもそう思っていませんか?母親や姉妹が乳がん、出産していない、授乳していない、肥満等々の危険因子が知られていますが、自分は当てはまらないから大丈夫!と思っていませんか?

乳がん患者さんの多くは、「自分は大丈夫」、「自分に限ってまさか・・・」と思われていたとのことです。

乳がん検診を受ける機会は、全ての女性に必要です。

未だに少ないマンモグラフィ検査の受診

現在、女性のがんの中で、乳がんは第1位となり、死亡率も年間1万人を超えました。しかし日本でのマンモグラフィ受診率は対象女性のうち、たった1割前後といわれてます。
アメリカではマンモグラフィ受診率が対象女性の約7割を超えており、乳がん患者数が多いにもかかわらず、死亡率は減少傾向となっています。
これはマンモグラフィ検査による早期発見の効果と言えます。

日本人全ての女性がマンモグラフィ検査を受ける機会を持って欲しいと願っています。

乳房自己検診はとても重要

マンモグラフィ検査をしていれば、乳房の自己検診は必要ない?いいえ、自己検診はとても大切です。
乳がんの早期発見には自己検診とマンモグラフィの組み合わせが重要なのです!

      1. マンモグラフィは1mm以下の微細石灰化による乳がんの発見に有効です。

      2. 一方1cm以上の乳がんのしこりの発見は自己検診が有効です。

私達が日常生活の中で指先で触れる、お塩やお砂糖の粒粒。
約1mm位の粒を 感じることが出来る皆さんの指先は、乳房の中の小さな凹凸を発見するに十分な能力があります。
でも、普段触ったことの無い方は、自信が無い・よくわからない等の理由で長続きしない様です。
自己検診でわからないと思う場合の多くは、正常乳腺の可能性があります。
万一2cm以上のしこりを触れるとすると、ギョッとする感じですので気が付くのはむつかしくないと思います。
(乳腺外科の多くには乳房しこりのモデルがあります。是非触れて体験してみましょう)。 

健康な自分の乳房を日頃自己検診で触り慣れると、1cm前後の小さな変化に気付けるチャンスがあります。
自分の乳房に慣れる練習と思ってください。しこりの発見はむつかしい理屈はなく、直感で 「アレ?前にこんなのあったかしら?」という瞬間です。
腕を挙上、対側の手指で筋肉や肋骨を押さえる感じで、丁寧に触れ、座位(すわる)、臥位(上向きに寝る)でもやはり触れる。そんな時は早く乳腺外科に診察を受けましょう。
僅か半年で5cm以上の乳がんが発生した方もいます。しこりに気付いても診察に行きそびれ、1・2カ月間で乳房全体に発赤を認めた局所進行乳がんの方もいます。乳房の中の変化はいつもゆっくりとは限りません。
自己検診は、20歳から80歳まで・・・「生涯を通じ、常に自分の乳房の変化に気付くチャンス」です。
自己検診を行うタイミングは、生理のある方は胸の張り、痛みの少ない時期にしましょう。
閉経後の方は毎月の自分の生まれた誕生日の日など、毎月の覚えやすい日を利用しては如何でしょうか。
うっかり忘れても、最後に自己検診した時期を記憶に残すことができるでしょう。

自己検診をしていない皆さんの中には、触れる3cmにもなる乳がんに気付かなかった・・・と言われる方が未だにおられるのが現状です。
乳がんのしこりには痛みや違和感が少なく、中にはしこりには気付いていたのに痛くないので1年以上放置していた方もおられました。

1.乳がんの多くは無症状で痛み違和感がない、無痛のしこり。無症状=安心ではない。
2.マンモグラフィ検診で微細乳がんの発見の機会をもつ。(市マンモグラフィ検診対象の方は2年に1回)
3.次回検診まで、月1回自己検診、指にふれる変化が無い事を確認。
4.自己検診、触れて気になる個所が見つかれば、早めの診察を受ける。

当院で乳房しこりの触診モデルでしこりの体験、作製ビデオで実際の自己検診の方法を診て頂きます。
検査で乳房に異常がなかった時、その日に自己検診をして乳房の感触を指先にメモリー(記憶)しましょう。